竹島の日 読者のレポートを全掲載 転載記事

竹島の日 読者のレポートを全掲載
瀬戸弘幸ブログより↑
昨日は岡谷駅で下車してこれから島根県の松江に向かいます。日本第一党の島根講演会に参加する為ですが、今から8年前に当ブログに掲載した読者の方の竹島の日のレポートを全文掲載します。

 私も余リ詳しい方でないので、朝もう一度勉強するために過去のブログを読み返している内にこの記事を見つけました。

竹島の日レポート ・読者より


 昨年も参加した読者の方からの現地報告が届きましたので紹介します。


世界戦略研究所 瀬戸先生

 永らくご無沙汰しております。今年も島根県が開催した『竹島の日』記念行事、竹島・北方領土返還要求運動県民大会に参加いたしましたので、その様子をレポートいたします。

 まず、前日の様子です。21日付の新聞で翌22日が竹島の日であることについて触れていた新聞は、地元紙「山陰中央新報」と「島根日日新聞(22日休刊日)」、全国紙では「産経新聞」と「朝日新聞」でした(読売新聞と毎日新聞には記事がありませんでした)。

 地元紙の「山陰中央新報」は1面に「あす4度目『竹島の日』」の見出しで記事が出ていました。また、山陰ワイド総合では『提言・竹島』と題した連載を週頭から行っているようで、土曜日の記事は第5回目で竹島の日記念式典ではよく知られている拓殖大学の下條教授の意見が記事になっていました。

 「島根日日新聞」は翌日が休刊日ということもあるのか、1面に大きく「22日は「竹島の日」記念行事」の見出しでした。また、島根県広報として3面には紙面の半分を使った「竹島を知っていますか―」の広告が出ていました。地元紙は積極的に大きな文字で翌日が竹島の日であることを伝えていました。

 「産経新聞」ではニュースワイド山陰の紙面で「八雲塗で竹島の夕景PR」として松江市内の漆器店が竹島について知ってもらおうと漆塗りの卓上グッズを作成したことを取り上げていました。一方「朝日新聞」も「竹島問題身近にグッズでPR」の見出しで竹島グッズの紹介をしていました(記者の署名記事でした)。一見すると紙面の4分の1を割いている朝日新聞の記事に注目しがちですが、「産経新聞」と「朝日新聞」では決定的な違いがありました。

 それは「朝日新聞」が「日韓両国が領有権を主張する竹島(韓国名・独島)」と紹介しているのに対し、「産経新聞」では「日本固有の領土で島根県隠岐の島町に属する竹島」と紹介していました。本来、韓国が領有権を主張していることや竹島が韓国でどのように呼ばれているかなどは不必要なことであり、これらを紹介することで韓国にも言い分があるような紹介をするのは大きな誤解を招きかねません。ここに朝日新聞の報道姿勢がどのようなものであるか垣間見える気がしました。

 21日の松江市内の様子は平穏そのもので明日に竹島の日を控えていることさえ忘れてしまうような感じでした。

 22日の朝7時20分、ホテルの部屋の窓を開けていたら、遠くから街宣車が軍歌を流しているのが聞こえました。しかし、歌はかろうじて聞き取れるレベルで、10分もしないうちに何も聞こえなくなってしまいました。

 松江駅の売店で新聞を購入して竹島関連の記事をチェックしてみました。(地元紙「山陰中央新報」、全国紙「産経新聞」「朝日新聞」「読売新聞」「毎日新聞」)今日が竹島の日ということで、購入したすべての新聞に地方欄の下半分に広告が掲載されていました。

 地元紙「山陰中央新報」の1面には「干山島を鬱陵島と認識」の見出しで韓国が主張している「竹島=干山島」が矛盾していることについて書かれていました。アメリカの研究者が「干山島は鬱陵島の竹嶼(ちくしょ)であり竹島ではない」と研究成果を発表していることも記されていました。

 山陰ワイド総合ではWeb竹島問題研究所のスタッフ会議について、「「竹島」啓発活動を強化」の見出しで写真入の記事を掲載、来年度以降も教材開発や公開講座を開催することが会議で確認されたことが書かれていました。また、島根県の神道青年協議会が出雲市大社町で竹島領土平安祈願祭を行っていたことも記事になっていました。

 全国紙では「産経新聞」が山陰中央新報と同じく、Web竹島問題研究所のスタッフ会議の模様と、竹島領土平安祈願祭が行われたことを記事にしていました。「朝日新聞」でWeb竹島問題研究所の会議の模様が掲載されていましたが、その記事の上に「韓国釜山市区議出雲市長らを表敬」の記事を載せており、記事内には竹島の日について議長が「国と国とで解決するべき問題だ。地方では親善、交流を進めていきたい」とコメントしているのを載せていました。

 まあ、良くも悪くも朝日新聞は韓国抜きで記事を書くことができないのでしょう。「読売新聞」と「毎日新聞」では昨日に引き続き、竹島関連の記事は掲載されていませんでした。

 午前9時50分頃、バスに乗って移動するため松江駅前に移動すると、維新政党・新風の方々が竹島の日にあわせた活動をされていました。拡声器で道行く人に訴える方や国旗を持つ方、ビラを配っている方(女性の方と高齢の方でした)など数名おられましたが、さまざまな世代の人が活動されているのが印象的でした。特に、「北は人を拉致し、南は島を拉致ですか?」の旗は多くの人の目を引いていました。


 バスに乗って島根県庁に移動し、竹島資料室に足を運びました。資料室の前に大勢の警察官がいたのには驚きました。何でも、この資料室に韓国側の代表が来るとかで警備が厳重になっているようでした。あの状況を見た人は過剰警備と思う人もいるかも知れませんが、日本人相手なら過剰と思われる警備も先の行動が読めない韓国人相手には必要なのかも知れません。竹島のアシカたちということでニホンアシカの写真や剥製の展示がされていました。

 京都岡崎の動物園の人気者だったアシカが竹島で捕獲されたものだったり、漁船を襲う凶暴アシカとの戦いの模様を記事にした新聞など貴重な資料がありました。一見の価値が十分にあると思います。

 12時過ぎに県民会館に入りました。去年と同じ、受付を済ました後に金属探知機を通過したり、ボディチェックが行われたりしました。会場内には昨年と同じように「竹島グッズ」が販売されていました。過去に話題にもなったまんじゅう「竹島ものがたり」や、黒曜石を使った文鎮やネクタイピン、今年から新たに加わった八雲塗の名刺入れやペン立て・写真立て、日本國竹島と銘打ったお米なども販売されていました。

 竹島グッズは年々増えていますが、一番人気と思われる「竹島ものがたり」は隠岐の島町でないと買うことができません。やはりまだ韓国に対する遠慮などがあるのでしょうか(その他のグッズは島根県物産会館で購入することができるそうです)。

 会場は昨年と同じ感じで殆どの席が埋まっていました。年齢層も若い人から高齢の方まで老若男女を問うていませんでした。今年も島根県民の方々は高い関心を持ってこの式典に臨んでいることが伝わってくるようでした。少し驚いたことがあります。昨年とは違い、今年は右翼団体の制服を着た人が入場していたことです。それも1人や2人ではありません。これは何かあるかも知れないという予感がしました。

 また、今回の式典に参加した国会議員は講師を務める山谷議員と国民新党の亀井久興議員と亀井亜紀子議員の3名でした。細田議員、竹下議員、青木議員は代理の方を出席させていました。

 13時になり定刻どおり式典が始まりました。最初に挨拶をしたのは溝口知事でした。少しずつ国の動きに変化があることなどを中心にあいさつを進めていきました。中学校社会科の指導要領には無理だったが解説書には竹島の記述を載せることができたこと、外務省が初めてパンフレットを作成したこと、島根県で行われた「竹島問題を学ぶ講座」にのべ320人が参加したことなどを溝口知事は述べていきました。

 そして話が韓国の慶尚北道との交流が途絶えたままであることに話が及んだとき、会場内に大声が響き渡りました。おそらく韓国の参加者が抗議か何かしたのでしょう。それも一人ではありませんでした。これは何かあるかもと思っていたら「うるさい」と応じた日本人がいました。開会から6分後、今回の式典は昨年とは違う様相を帯びてきました。溝口知事が挨拶を終えて壇上から席に戻るとき、国旗に欠礼したことを咎める声が聞こえました。

 続いて挨拶をした、竹島・北方領土返還要求運動島根県民会議会長や県議会代表は、請願書が衆参両院で採択されたがまだまだ取り組みが甘いことや、韓国人による不動産買収の激しい対馬の問題が触れられるなど、新しく長崎県との連携も考えていることについても触れられました。

 その一環としてか、来賓挨拶として長崎県議会から田中議員が挨拶に立ちました。長崎県議会の自民党議員である田中議員は、原稿などを用意せずにそのまま聴衆に語りかける方法で挨拶をしていました。韓国国会で「対馬の日」が議題にのったことや、海岸や自衛隊基地周辺といった要地が韓国企業によって不可解な買収をされていることなど、右派ブログを見ていない人には驚きの話ばかりだったかも知れません。

 最後に挨拶をしたのは竹島領土権確立隠岐期成同盟会の会長である隠岐の島町松田町長のあいさつは、これまでの国会議員の活動に一定の評価をしていた挨拶とは違い、指導要領の解説書に載ったこと以外成果はないと言い、竹島問題の対策本部の部局すら作られていない現状を強く憂えていました。実際に自分の町の地面が他国によって蹂躙されている場所の町長の言葉には重みがあります。

 休憩を挟んだ後、領土問題講演会ということで3人の講師の方が講演をされました。まずは現役の国会議員山谷えり子参院議員による「領土問題と国政の現状」の講演が行われました。山谷議員は「日本の領土(竹島・尖閣諸島等)を守るため行動する議員連盟」の会長ということもあり、演題どおり国政の現状について講演して下さいました。

 中でも印象に残った言葉は「日本人は領土を守る意識が薄い」という言葉です。竹島問題については事実に基づいて交渉していくのが大事で、子供たちにもしっかりと伝えていくことが大切であると訴えました。そして最後に「来年の2月22日までには、もっと大きな進展をもたらすために命をかけて取り組む」と言って講演を締められました。国政の第一線で働いている人の直接の言葉は聴衆たちに大きな拍手で受け入れられていたようです。

 次に講演をしたのは、Web竹島問題研究所スタッフの伊藤博敏氏です。「全国に先駆ける島根県の竹島問題学習について」と題した講演は、教育の場での現状から隠岐の島町での取り組みに触れ、日韓の竹島をめぐる教育の違いについて述べていきました。竹島の日前後に県内で竹島について学習を行ったかどうかについての調査結果では、小学生はおよそ70%で中学生が90%だったようです。

 しかし、竹島の紹介にとどまっただけであったり、明確に日本領であることを教えなていなかったりするなど問題点もあったようです。これらの例を受けて隠岐の島町で竹島関連の副教材を作成し使ったところ、教師も子供も含め「日本が悪いことをしていたと思っていたが、竹島教育でそれが間違いだとわかった」という声が出るなど、不安が安心に変わったという結果が出たと発表がありました。現在作成している副教材については予告編みたいな形で一部が紹介されました。

 「学習する時間についはまだまだ少ないかも知れませんが、大きな一歩を踏み出せた」とは伊藤氏の弁ですが、そのとおりだと思います。また、今後の課題として「指導者の竹島に対する研修」「竹島問題を教える自信をつけさせる」ことなど5つのポイントを述べて話を締めくくっていました。

 最後に講演をしたのは拓殖大学の下條教授でした。外務省が昨年の2月に作成した「竹島問題を理解するための10のポイント」のパンフレットを、昨年10月に『竹島=独島問題入門』という本を出して批判した内藤正中氏(島根大学名誉教授で、22日の「竹島の日」にぶつけて別会場でシンポジウムを開いていました)を確実な根拠を用いて反論していきました。

 下條教授の講演では「韓国側は漢文の理解が正確になされていない」「韓国には竹島を自国領とした資料がない」「資料を引用しているが改竄している」など出典を出しながら一つ一つ矛盾点を突いていました。下條教授の公演中、聴衆から「内藤正中は国賊だ」と声が上がったとき「国賊なんて大した者ではない、やっていることは国賊以下で人間性を疑う」という発言が飛び出すなど、内藤氏の行いを強く非難することがありました。正確な論拠に基づかず韓国弁護の論陣を張る内藤氏はよほど弱みでも握られているのでしょうか。同じ日本人として彼の行いを受け入れることは難しいと思います。

 また、下條教授は講演の中で「竹島問題を北方領土問題と同じにしてしまってはいけない」と訴えました。北方領土問題は式典だけで成果が出ていない、竹島や対馬は同じようになってはならないというのが下條教授の論でした。講演の最後の方で下條教授は「来年度以降の竹島の日記念式典に大きな転換点を見出さなければならない」と言いました。式典を行うことだけで終わってしまい、運動が形骸化してしまうことを危惧した下條先生の竹島問題に対する熱い思いを感じずにはおれませんでした。式典も大切ですが、式典だけで満足して終わってしまっているのが今の日本人なのでしょう。これは大きな問題だと思います。

 それぞれの講演の後には質問コーナーが設けられましたが、挙手した人の殆どが質問ではなく「要望」を言っていました。これは「質問」と「要望」の意味を取り違えたものだとは思えません(中には神奈川から来たという男性が「竹島の植物の系統を調べれば、隠岐や島根・鳥取と同じ系統のはず。

 しっかり調べて論拠に加えるべき」という意見もありました)。胸のうちにある思いを伝えることができる場がないから、質問を言おうとして要望になってしまったのだと自分は思います。竹島の日記念式典をマンネリ化や風化させないための打開策はここにあるのかも知れません。権威ある人が集う場所で参加者が熱い胸のうちを語り耳を傾けてもらうことができれば、運動は違う形で進化していくと思いたいところです。

 今回、参加したすべての人が思ったことは「竹島が日本固有の領土という当然のことでさえ反映されない今の日本はおかしい」という危惧の念でしょう。しかし、それすらにも気付けない、問題意識を持てない日本人がまだまだたくさんいることも確かです。下條教授は「今の日本は敗戦直後と同じで国は守ってくれない。

 自分たちを守るためには自分たちが動いて政治家たちを動かすしかない」とまで仰られました。やはり自分たちは何らかの形で活動して行かなければならないのです。ただ憂えているだけでは何もできません。今回の竹島の日記念式典に参加して「自分には何ができるだろうか。何かしなければ自分が、地域が、国が危ない」という危機感とともに活動するための力をもらった気がします。

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by kkagayaki2 | 2017-02-22 13:20 | 護国部屋 | Trackback | Comments(0)