<MRJ初飛行>「涙出た」離陸に歓声 空港周辺ファン殺到

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国産初のジェット旅客機が11日、初めて大空を舞った。MRJ(三菱リージョナルジェット)は、5度の延期を乗り越え、この日を迎えた。愛知県豊山町の県営名古屋空港や近くの公園などには多くの人が集まり、秋空にはばたいた機体を見上げた。【花井武人、清藤天、林奈緒美】

【写真】初飛行を見守るファンらにサムズアップで応えるパイロット

 午前9時35分、MRJは「キーン」というエンジン音を響かせながら機首を浮かせ、滑らかに飛び立った。近くで見守った関係者ら約300人が大きな拍手を送る。MRJは北に向かった後に右旋回し、太平洋の遠州灘方面に向かった。進行方向の調整や上昇、下降などの基本性能を確認し、約1時間半後、同空港に戻ってきた。

 空港に面したショッピングセンターの駐車場では、千葉や長野、神戸、大分など県外ナンバーの車が並んだ。埼玉県飯能市の設計業、相馬利喜さん(54)は、キャンピングカーで数日間、近くに泊まり込んでいたという。「国産旅客機の飛行はYS11以来のことだから、目に焼き付けようと思った。スマートできれいだったな。こみあげてきちゃった」

 MRJの開発に関係した企業の5人は「待ち望んでいた。じかに見たい」と連れだって来た。愛知県春日井市の新芝ひとみさん(44)は「涙が出た。音も静かだった。これからも良い飛行機を造りたい」と目に手を当てた。

 滑走路の南端に面した春日井市の公園「エアフロントオアシス」では、日の出前から多くの人が詰めかけ、カメラと脚立を構えた。公園から約100メートル離れた歩道橋も、午前7時半ごろには鈴なりとなった。北海道苫小牧市の会社員、土岐将太さん(28)は「昨日の深夜に到着した。この目で見られて良かった。感無量」。名古屋市天白区の豊田工業大の鳥人間サークル「ソラエ」の十川昌也さん(3年)は「機体の『MITSUBISHI』の文字を見て、国産旅客機が飛ぶ実感が湧いた。誇らしい」と興奮気味だ。

 滑走路北端近くの豊山町の神明公園も、午前6時に約130台の駐車場は満杯になった。前夜から友人と車に泊まったという愛知県豊田市の無職、菊地勇雄さん(68)は「夢中でファインダーをのぞき、MRJをゆっくり見る余裕がなかった。家に帰って撮った写真を見て楽しみます」と笑顔を見せた。

着陸に成功後、名古屋市港区の会社員、石塚育裕さん(32)は「さっそくフェイスブックに(着陸の様子の)写真をアップした。暗いうちから待ったかいがあった」と満足そうに話した。

 また、インターネットの生中継は午前8時半ごろに始まり、機体が滑走路に移動した9時半ごろには視聴者が急増したためか視聴ができなくなった。その時点での合計視聴数は94万件を超えていた。

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by kkagayaki2 | 2015-11-11 17:59 | 護国部屋 | Trackback | Comments(0)